仏陀
ダーシャン美術スクール
ついに再開の運び
昨年度の皆さんのご支援のおかげで、ネパールのカブレ地区にある
タンカ(曼荼羅)画工養成スクールは昨年12月には遂に再会にまで漕ぎ付けることができま
した。今回は、太陽光発電による夜間照明システムの設置作業、開校式、それに最初のクラスの様子などの写真が届きましたのでご紹介できる運びとなりました
ことはバーチュアル・ファウンデーション・ジャパンとしても大変にうれしく思います。
いろいろ新しい改善が出来ました
学校再開の過程では、ロータスエナジー社とヒマラヤ・ライト・
ファウンデーションが共同ですべての必要な準備を整えてくれたのでした。ここに掲載した最初の二枚の写真は、太陽後発電パネルの設置作業と、教室内での配
線作業を撮ったものです。
健康に害がある上に暗い松の根の松明の代わりにこの無公害な証明装置を導入することで、今回からは安全な夜間クラスを増設することが可能となりましたが、
これは、昼間に家事その他の作業の手伝いに追われている青少年達の間で以前からクラスに参加を希望していた者にとっては福音となりました。 
夜のクラス導入の実情報告
ヒマラヤ・ライト・ファウンデーションの職員で本プロジェクトを
担当しているヤダフ・R・グルングさんからは、節目々々にレポートを頂いていますが、最近届いた電子メールの報告によりますと、「最初に入学手続きをとっ
た48名の中で、現在35名が正規の画学生として勉学にいそしんでおり、13名が家庭の事情を含むいろいろな理由で通学が困難となりました。その結果、げ
んざいでは男子25名と女子10名が正規の学生として登録しておる」由で、グルングさんによれば「ギユルム・ノルブ先生は良いお仕事をなさっている」そう
です。学生のうち75%が成績優良で、中でも3名は、先生の見るとこと特に優れた素質を持っているとのことです。毎日3つのクラスに分けて授業が行われて
おり、午前中に2クラス、午後は休んで夜に1クラスとなっています。早朝のクラスは7時から10時までで、学生の数は17名、次ののクラスは10時から正
午12時までで、学生は7名、夜間クラスは午後6時から9時までで、学生は11名という編成だそうです。 
次の3枚の写真は開校式のものです。最初の写真はノルブ先生を正
式にお迎えしている場面で、次の2枚は式典の模様です。ノルブ先生は、チベット仏教についての知識や教義の造詣の深い方で、タンカ(曼荼羅)スクールの先
生としては大変立派な有資格者だそうで、慎重な選考の結果人選が行われてた由です。すでにこの先生が認めている優秀な二三名の生徒がいるとのことですか
ら、晩い夏の季節がこの山深い谷間の村々に訪れる頃には、立派に市販に耐えるレベルのタンカが数枚は完成している可能性が期待できるようです。 
昨年度にこのスクールが経営破たんに陥って閉鎖の憂き目に会った
原因の主な一つが完成したタンカ絵画を適正な価格で販売する方法を持たず、前借り金などもあって中間業者の叩き買いにあった事実を記憶しておく必要があり
ます。昨年度以来バーチュアル・ファウンデーション・ジャパンの主導でこの問題を何とか解決しようという努力が重ねられてきましたが、とにかく、画学生や
かれらの先生が、関心のある日本その他の外国の方々に直接に交流を持てる機会を作るのが最善の方法だろうし、そのような交流の中で直接に「私はあなたのそ
の画を買いたい」という形で取引が成立すれば最高だという結論に達したのでした。 
先進デジタル通信技術の利
用に踏み切ります
これを実現するために、バーチュアル・ファウンデーション・ジャ
パンでは相当踏み込んで可能性の検討を進め、その結果、幾つかのテクノロジーを組み合わせてインターネット上にデジタルバザールを構築し、これを舞台にし
て日本の市民とネパールヒマラヤの山岳地の素朴なチベット仏教徒の方々、特に青少年同士の交流の場にするべく計画を進めています。
第一段階
まず、カトマンズ市内にあるコンピュータでアクセスできるインターネット上のE-バザールを構築します。この場合、タンカ美術スクールはまだインターネッ
トへのアクセスは出来ていません。スクール側では製作中、および完成したタンカ(曼荼羅)をE-バザールに出品展示するには、現地でデジタルカメラで撮影
したものを徒歩で山を越えてカトマンズまで持参しなければなりません。ですから、この段階では、作品に関心のある外国の方々と日常的にビジネスとして話し
合う中から結果を生み出すというわけにはゆきません。(第一、
第二段階が2001年のネパールでの中核プロジェクトになります。ここをクリックしてご覧ください。)
第二段階
第
二段階では、衛星通信分野での先端技術を使います。現在検討中なのはスクールに小型の地上ステーションターミナルを設置し、これを使って先生や学生が日
常的に非常に低コストで電子メール交信を外部世界と行えるようにするというものです。この段階でのスクールはすでに通信に関する限りカトマンズと同等の立
場に立てるわけですが、この衛星通信ターミナルは画像を受送信したりホームページを開いたりするだけの能力はありません 従っ
て、このシステムが導入され、完成したタンカ作品を公正な価格で販売できる目安が立てば、先生にとっても学生にとっても大変な励みになることは請け合いで
すし、スクール自体の規模の拡大も視野の中に入ってくるし、遂にはこの谷間の村々の自発的創意から生まれたタンカ・スクールが経済的な自立を達成すること
さへ夢ではなくなるというわけです。
そして、もしこのスクールの経営を私達の支援を梃子として実際に軌道に乗せるこごができれば、これは単にこのスクールにとっての朗報であるにとどまらず、
ネパール高原からヒマラヤ山麓にかけて数多く散在する小規模な集落にとって21世紀の村おこしのあり方について新しい可能性を指し示すことにもなります。
その次にくるものとは?
この段階では、バーチュアル・ファウンデーション・ジャパンと日本からの支援に参加された方々にとってはプロジェクトは成功裏に自己完結したのだと言って
もよいでしょう。つぎの仕事をタンカ美術スクールの皆さんと共同で考えるのもよいでしょうし、ネパールヒマラヤの他の地方の地域社会で今までの経験を活か
して新しい支援活動を計画するのもよいのではないでしょうか。
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